しょうちゃん

ゲット・アウトのしょうちゃんのレビュー・感想・評価

ゲット・アウト(2017年製作の映画)
4.0
2017年101本目の劇場鑑賞。

米国が抱える根深い人種問題を背景に、
白人の彼女の家を初めて訪問することになった黒人青年を待ち受ける予測不能の運命を不穏なタッチでスリリングに描き出す。

ホラーというジャンルに人種問題を持ち込んだユニークな作品。
人気コメディアンでもあるジョーダン・ピール監督作品なんで、
コメディ色の強い作品だと思っていましたが、
意外と真面目なホラー映画でした。
ホラー映画にしてはそんなに怖くはなかった。
残虐描写とかもほとんどなく、
ホラー映画としては物足りません。
ホラー映画というよりはスリラーでした。
本作は伏線の張り巡らせ方が緻密なんですが、
伏線を見事に回収して終わる丁寧なつくりであることが、
消化不良にならずにスッキリできました。
後半のクリスの脱出劇は面白かった。
本作で登場する催眠術ですが、
過去に黒人奴隷に対して行われていたり、
ビンゴカードを使ったオークションなどは、
奴隷制度を想像させるモチーフが描かれてます。
本作にはもう一つのエンディングが存在しているのですが、
もう一つはバッドエンディングだそうです。