#BlackLivesMatter を受けてyoutubeで無料公開中の、ネットフリックス制作のドキュメンタリ。
youtubeでざっと視聴。
合衆国憲法修正第13条。アメリカ国民は原則全員に自由が与えられているが、犯罪者は除外されている。この抜け穴を突いて、これまで多くの黒人が弾圧され、そして現在、囚人を利用した搾取が横行している、という告発。
アメリカの人口は世界の人口の5％であり、なのに受刑者数は世界の25％を占める。
1972年の受刑者の数は30万人だったのに対し今ではではなんと230万人る。
一生涯のうちに投獄される可能性は、白人男性は17人に1人。黒人男性は3人に1人。
全米人口のうち黒人男性はたった6.5%なのに、全受刑者の40.2%を占める。
そして
この大量投獄問題の中で“ALEC”という組織の影響力、ALECは会員制で、そのメンバーである企業は政治家に法案を提示できるとい仕組み。つまり民間企業が立法に関与できる。
ALECの会員企業であった刑務所運営会社の“CCA”。この企業の運営する民間刑務所は、犯罪者が増えれば増えるほど儲かるという悪魔のシステム…
つまり奴隷制は、現在も「産獄複合体」と形を変えて生き残っているというのだ。
黒人差別がしっかりと資本主義経済に食い込まれてるあたり、まだアメリカの差別問題は根深いのだなと感じさせられた。
本作の監督が制作した「グローリー/明日への行進」はキング牧師の映画らしいので、これも見てみたいと思った。
