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レオナルド・ダ・ヴィンチ 美と知の迷宮のTSのレビュー・感想・評価

3.2
【史上最高クラスの画家の生涯】72点
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監督:ルカ・ルチーニ/ニコ・マラスピーナ
製作国:イタリア
ジャンル:ドキュメンタリー
収録時間:81分
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NHKスペシャルみたいな感覚でして、レオナルド・ダヴィンチに興味がないとややきついドキュメンタリーかもしれません。何故か字幕がなく日本語吹替でして、そこが少し気になってしまいました。

15世紀を生きたレオナルド・ダヴィンチ。『モナリザ』をはじめとする数々の傑作を残してきた彼は、芸術家であるのですがそのほかの様々な分野にも精通していた天才でした。ある人は彼を史上最高の画家、人類史上最も多才な人物、と呼ぶそうな。今作はそんな彼の生涯と、有名作を淡々と紹介していくドキュメンタリーでして、彼に興味がないとやはりきつい作品かもしれません。再現VTRもやや安っぽいですし、淡々としてるので眠たい時に見るのはきついかもしれません。しかし、雰囲気は良いので見ずにただ流してるだけとかならば逆に良いかもしれません。

僕自身は歴史が好きということもあり、彼の生涯や作品にはやや興味がありました。終盤にクローズアップされる『最後の晩餐』のエピソードは特に興味深かったです。思えば壁画なのによく500年以上も残っていますね。保存状態はよくないですが、先人たちがこの壁画を残そうと必死に努力してきた模様。レオナルドダヴィンチほどの奇才も、後世に伝える努力をしないと無名となってしまいます。人類の創造力と、後世に伝えるという努力を垣間見た作品でありました。

サンタマリア・デッレ・グラツィエ修道院もフィレンツェもいつか行ってみたいものですね。。
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