SAYOKO

私はあなたのニグロではないのSAYOKOのレビュー・感想・評価

3.5
黒人カルチャーに興味があって鑑賞。

マルコムXもキング牧師もなんとなく知ってる程度の知識なので、途中で誰が誰だか分からなくなりつつ最後まで観れた。

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たくさんの白人の主張を見てたら「肌の色が黒いから」差別されるんじゃなくて「今まで奴隷だった身分の黒人が、俺たちと対等になろうなんて生意気な」の意識が強いのかなぁと思ったり。そもそも平和に暮らしてた人間を奴隷として人間ではない存在にしたの誰なんだ。て話なんだけど。人間が普通に値段つけて売られてたって今考えるととんでもない話。ましてやテレビでCM流すなんて。どうかしてるぜ、アメリカ合衆国。

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1960年頃の映像のあとに、2000年以降の映像が流れるだけに、あぁ……この問題を解決するのに50年じゃ足りないのかと。誰が言ったか忘れちゃったけど「国の文化を変えるには、三世代分の時間が必要だ」て言葉を思い出した。

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インタビュー映像の中で「フランスで暮らしたのは、命を狙われる心配がないからだ」のセリフが印象的。差別される側は命がけ。

聖書では「右の頬をぶたれたら、左の頬も差し出しなさい」の教え。街を歩いているだけで殺されかけるのに、そんなことは言ってられない、と主張していたマルコムXの強い口調も印象的。そりゃ命狙われてるのに「左の頬も…」なんて流暢なこといってられないよね。

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この映画もそうだけど、ここ最近の上映映画は、過去の黒人差別をありのままに伝える作品が増えてきてる。だんだん「白人ヘイト」な世の中にならないか心配。あたしの中にも白人め…(*´Д`)の気持ちが湧かないように気をつけたい。

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【追記】
2014年に起こった黒人射殺事件の映像も流れた。途中「フルートベール駅で」の題材にもなった映像が流れたような。

アップリンクでは、磯部涼さん(ライター)、FUNIさん(ラッパー)が上映後イベントとしてトークショーがあった。

あたしは全然知らなかったんだけど、神奈川県の川崎でも同じようにコリアンや外国人労働者への差別があるらしい。

興味がある方は、磯部さんが書いた「ルポ川崎」をどうぞ。
http://tocana.jp/i/2017/12/post_15395_entry.html