Rena

ぼくの名前はズッキーニのRenaのレビュー・感想・評価

ぼくの名前はズッキーニ(2016年製作の映画)
3.5
一瞬で状況を把握できる散らばった大量の缶
でも、ズッキーニには唯一の頼れる存在
そんなお母さんのこと、大好きだったんだね

心に傷を負っているぶんいろいろな感情に敏感で、大人が思っている以上に自分達の置かれた状況を理解している個性溢れる小さな仲間たち。本来ならば、私たち大人がその個性を大切にし、いい方向へ導いてあげなければならないはずなのですが...
施設での生活を通して、いろいろな事を学び・吸収し、絆を深めていくところがいいですね。

悲しいけれど、私たち大人だっていろいろな人がいる。常に様々な人の目線や立場から物事を考えられる人柄でありたいと思ってはいるのですが、つい自分中心にやり過ごしてしまう事が多い日常になっている気がします。

独特なビュジュアルだったため、観るまでは好きになれるかな?と思っていましたが、ただ“かわいい”だけでは終わらせない何か考えるきっかけを与えてくれるストーリー。そして、気がつくとそのキャラクター達の“とりこ”になっていました。

予告で見た、みんなで“わ~っ”て手をあげながら写真を撮るシーン。元気で可愛らしいなぁ。どんなシーンなのだろう?と思っていたら、こういうシーンだったのですね。

カーキに大きな赤い星
ズッキーニが着ていたTシャツのセンスがすごく好き。
Rena

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