一昔前の洋楽雑誌風に言うと、〝DCの『ジョーカー』に対する、ディズニーからの回答〟というフレーズがぴったり。ただ同じ70年代フレーバーでも、刹那的な『ジョーカー』に対して、『クルエラ』はグラムロックでゴージャスかつ華やかな感じです。
妖艶なヴィランによる大人の寓話、という印象で、決して子供向けの内容では無いのですが、そこはディズニーらしく勧善懲悪はしっかりしてるので、安心して作品の世界観を楽しめます。ところでクルエラの白黒ヘアカラーは、善人と悪人が入り混じっているという意味合いがあるのかな?
エマ・ストーンは『バードマン』でもそうでしたが、やさぐれたキャラクターを演じても魅力的な演技をする女優さんだと思います。恐らくは楽しんでクルエラ役を演じたのではないでしょうか(^^)個人的にも久しぶりの映画館での鑑賞を楽しむことができました!