子馬

クルエラの子馬のレビュー・感想・評価

クルエラ(2021年製作の映画)
4.3
超良かった〜!!!
とにかく音楽とファッションが超クールで、特にファッションの方は物語上の説得力を担う存在として、圧倒的なセンスを持つデザイナー二人(クルエラ、バロネス)のキャラクターの説得力を完璧に演出していて感動した!
ストーリーもすばらしく、序盤は幼い頃のエピソードからエステラの視点で物語に引き込ませ、三人組の結成から服飾業界での成り上がり物語は最高の面白さ!
ファッション業界での圧倒的支配者であるバロネスと、それを超える存在としてのクルエラのバチバチの対決もストーリーの推進力としてこれ以上なく機能しており、テンションぶち上げて鑑賞することができた!
主人公の常識はずれで狂気を感じさせる面と、母親思いな面、仲間思いな面のギャップがキャラクターへの共感につながり、またバロネスに対しても、「認められて嬉しい」という感情と「親を殺されて憎い」という感情が絶妙なアンビバレンスを形成しており、キャラクターの実在感や魅力に繋がっていると思った!
監督の前作「アイトーニャ」と同じく、ジェットコースターのようなテンポと映像でスリル満点の作劇となっており、息つく暇もなく次から次へと話が展開され、しかしストーリーの過激度は万人向けの方向で緩和されており、個人的には「アイトーニャ」よりも楽しむことができた!
近年のディズニーに多いヴィラン外伝的な映画を観るのはこれが初めてだが、おそらく相当傑作の部類だと思われる、感動
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