ウェルターの作品情報・感想・評価

「ウェルター」に投稿された感想・評価

スパーリング中だけでなく試合中も女の脇見が凄い少年院ボクサー"ウェルター"リュウイチの朴訥スポ根物語
デビュー戦当日、レイプ犯への制裁により少年院送りになってしまった主人公という、悲劇的な始まりではあったが、年少仲間も刑務官の大人も基本的には皆気が良く、ボクシングへの情熱を諦め切れないリュウイチのインターハイ出場までを手厚くサポートしてくれるような人種。多少、陰湿な事件もあったりするが、総じて爽やかなムードで、ややシンプル過ぎるストーリー展開も、決してお花畑的でない"悪の不在"、否これが普通なんだ、という確固たる世界観により鑑賞者である私は浄化され、不要に外連を求めずして観れたのであった。
(結論的には多分リュウイチは童貞)
天才ボクサーがデビュー戦の日に傷害事件を起こし少年院に・・・でも塀の中から“ウェルター”という仮名(少年法で本名が出せない)を使いインターハイで勝ち進む話。
今や伝説のトレーナー(沢木耕太郎「一瞬の夏」の主要登場人物)エディ・タウンゼントさんの出演が貴重。

原作が『サード』の軒上拍のため少年院描写が念入り(みんな長髪なのは御愛嬌)でも院長が成田三樹夫で先生が草薙良一に山田辰男と今井雅之で慰問に来るのは久本雅美と柴田理恵(クレジットでは纏めてワハハ本舗)とは・・・

ウェルターが少年のため顔バレしないよう黒サングラスで試合会場に登場した瞬間から本作の面白さ倍増です。それと当時、名演と騒がれたトレーナー役の夏八木勲はやっぱり上手い。

少年院で男2人が小声で話してるのを見た番長格がひやかして一言
「エイズ菌バラまくな」←当時の風潮だが、このセリフがあるかぎりDVD化は不可能だろう。