塚本

ヤコペッティの 残酷大陸の塚本のレビュー・感想・評価

ヤコペッティの 残酷大陸(1971年製作の映画)
5.0
これを観ると人間はいつも過渡期に置かれている、根無し草のような存在なんだな、と思う。側室制度だって、今のPCから見たら、けしからん!ゲス不倫!ってなるし、ほんの30年前までは地下鉄の駅なんか、タバコの煙で視界がボヤけていた。
「風立ちぬ」の中で、主人公が結核の妻の側でタバコをくゆらすシーンを見て、ありえない!と拒絶反応を示された方が多くいた。けど、今のコモンセンスで過去を断罪するのは、極めてナンセンスだということだ。

人間はいつも過渡期に置かれている。

人間はいつでも不完全で愚かな存在なのだ。
塚本

塚本