最後までもやもやが残る是枝監督らしい映画だった。
次々と変わる容疑者(役所広司)の証言。その取り留めのなさがものすごく不気味に感じた。一見すると狂気なんてなくて、ただの穏やかなおじさん。だからこそ感じる笑顔の違和感。
掴めそうでつかめない真実にもやもやが募る。
謎めいた美少女(広瀬すず)と家族(斉藤由貴)との関係にももやもや。容疑者の証言にほんの少しの真実が隠されていそうで、もやもや。
弁護士(福山雅治)と父親との関係も、もやもや。
もやもやしながら、なにか哲学的なことが思い浮かびそう(あたしは浮かばないんだけどね…)。そんな映画でした。是枝監督×福山雅治の最強タッグなものの、好き嫌いは分かれそうだと思った。
ちなみに、この作品で斉藤由貴の出演作品を初めてみた!妖艶!声かわいい!涙の流し方が美しい!一気にファンになりました(*´∀`*)