ノッチ

海底47mのノッチのレビュー・感想・評価

海底47m(2017年製作の映画)
3.5
彼氏にフラれて傷心旅行をしている妹のケイトと姉のリサ。

そこへ、シャークゲージで遊んでみないかと現地の若者に誘われ、やってみることに。

いざ、ゲージに入り海の中に入ってみると、そこは果てしなく続く海の世界で圧倒される。

その時、ゲージを吊っていた紐が切れて、二人は瞬く間に海底47mに取り残されてしまう。 

海の中で檻の中からサメを見る“シャークケージダイビング”に挑戦した姉妹が恐ろしい事態に追い込まれていく姿を描くパニック・スリラー。 

テレビで紹介されていたのを観て気になっていた映画。 

ストーリーは檻に入ってサメを見ていたところワイヤーがきれて、47メートルまで落ちてパニックになりながら脱出を模索する話。 

テイスト的には『オープン・ウォーター』に近いかもしれません。

海底へ潜るのは始まって30分位後ですので、正味1時間がメイン。

最近多いメガ何ちゃらとか、なんちゃらシャークとか、なんちゃらパスとか、マンガみたいなサメものとは違い、こちらはシリアスな展開でシンプル・イズ・ベスト。

 『ロスト・バケーション』以来くらいの久々のサメもの良作です。 

『ジョーズ』のような溜めのある怖さとは違い、急激に襲ってくるサメが怖くて、ハラハラ、ドキドキ。 

サメ、酸欠、窒素酔い、潜水病とまさに八方塞がり。 

サメとの戦いで目を攻撃するのは良い。

サメと戦う時は鼻面か目を攻撃しましょう。 

そもそも戦っちゃダメなんだけどね。 

オチも意外な展開を見せてくれてフレッシュでした。 

ただ、グロイシーンはほぼないですので、初級者向け作品です。 

死人も出る事はでますが、暗くてよく見えないですし。

また、マスクをつけた状態なのでどっちがどっちだかわかりにくかったり、耳丸出しなのに会話は普通にしていたりと、ツッコミどころもかなりある。

あと、姉のリサがキャアキャア五月蠅すぎてかなり耳障りだった。

超ネガティブでギャーギャーわめき散らしてほんと見るに絶えない。

酸素大事だっつってんのに、何かと叫ぶやらもがくやらで、わざと酸素消費しまくる。

でもラストどうなるのか見届けずにはいられない、画面から目が離せない吸引力がありました。

ジャンル映画としては十分楽しい映画だったかな。 

サメホラーが好きな方などは観て損はないかと思います。
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