松原慶太

女は冷たい嘘をつくの松原慶太のネタバレレビュー・内容・結末

女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

ミッシング・パーソンもの。主人公のシングルマザーのもとから、娘とベビーシッターが忽然と消えてしまう。

しかし、誰も彼女のいうことを聞いてくれない。それどころか、離婚訴訟中で親権を争っているため、自作自演を疑われる始末。

おそらくは、名作「バニー・レークは行方不明」をストーリーの骨子にしている。

本作の特徴としては、不法滞在のベビーシッターや、怪しげな臓器売買の男など、現代韓国の闇の部分を背景にアレンジしているところ。

しかし、すこし重めの社会問題が絡んでくるぶん、ミステリーとしての明快な面白さはややスポイルされている。

事件を通して、主人公が母性を回復するというテーマはよく伝わってきた。
松原慶太

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