前作で、つぶれかけの劇場を復活させたコアラとその仲間たち。シリーズ第2段の本作では、彼らがエンターテインメントの本場進出に挑戦するドタバタが描かれる。
既存のキャラクターと新規のキャラクターのバランスがよく、前作よりもだいぶ面白かった。登場キャラが多い割に、ストーリーも前作よりまとまっていたと思う。
お気に入りのキャラとしては、主人公のコアラをガチで殺しにくるオオカミ社長がよかった。子ども向けの映画とは思えないほど、マジに殺しにかかってくるヤバさがよかった。ちなみに、前作に登場したネズミが出てこなかったが、刑務所にでも入れられたんだろうか?
音楽パートも前作よりよかったと思う。前作も悪くなかったが、各個人の歌を繋げただけの舞台だった印象がある。今回の舞台は、1つの公演としてストーリーがあって、それが映画のストーリーとも絡む作りになっていたのがよかった。
ほかによかったところとしては、映像がとても綺麗だったこと。動物の毛の1本1本までわかる綺麗なCGで、目でも楽しめるミュージカル映画になっていた。
今回は字幕版で鑑賞したが、B'zの稲葉さんが吹替えを担当した日本語版もいつか見てみたい。