メル

ハイヒールを履いた女のメルのレビュー・感想・評価

ハイヒールを履いた女(2012年製作の映画)
3.7
近年は脇役が多いシャーロット・ランプリングの主演作。

相手はアイルランド出身の渋いガブリエル・バーン。
個人的には「仮面の男」のダルタニアン役が気に入っているけれど、「ユージュアル・サスペクツ」の方が作品としては人気が高いかも知れない。

アンナ( C・ランプリング)は夫と離婚し、娘と孫と一緒に暮らしながら独身者の集まるお見合いパーティーに時々出かけている。

一方、中年の刑事バーニー( G・バーン)は仕事熱心なためか、家族と上手くいってないのか連日のホテル住まい。
その日も早朝から事件の報告を受け現場に駆けつけ、そこで見かけたアンナに心を留める。

そこから少しずつ2人の関係が進展しそうにも感じられるのだけど…。

精神的に不安定そうなアンナのバックグラウンドが明かされて行くうちにストーリーの全貌が見えてくるという流れだけれど、ちょっとパンチに欠けるかな…。

脚本と監督のバーナビー・サウスコムはC・ランプリングの最初の夫との間に生まれた息子という事、そしてこの2人が主演ならそれだけで私にとっては観る価値あり(笑)

C・ランプリングの美しい膝下のラインは70代になっても衰えず、トレンチコート姿は充分に魅力的でした。
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