バス行っちゃった

バトル・オブ・ザ・セクシーズのバス行っちゃったのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

セクシーズがバトルするなんてずいぶんと大きな釣り針だなあと思いつつも、万に一つでも本当にエマ・ストーン率いるセクシーズが派手なバトルを繰り広げるアクションスペクタクルだったとしたら悔やんでも悔やみきれないと思いノコノコ出かけてみたら、まず画面の色味からしてなんだか素敵なセクシーズで、上っ面だけのセクシーズを求めていた自分を早くも恥じることに。

テンポがすこぶるよいので上映時間の長さは気にならなかったものの、実話ベースなのでやむなしだがマリリンのストーリーとメインストーリーの合流がちょっとありきたりかなとか、ブラジャーを見つけたら浮気を疑う前にまず食べるとか出汁をとるとかするだろとかとかとか、最初はなんだか話がするする進みすぎて感情的な引っかかりがあまりないような気がしたのだけれども、それはノット・セクシーズな誤りで、振り返ってみるとちゃんとシーンや表情などが過不足なく印象に残っていたので、語りの手際がこれまたセクシーズ。

そして、個人的に豚ちゃんを愛してやまないということを抜きにしても、白豚ボビーはめちゃくちゃセクシーズ。

何もかも失うことになっても勝負事に身を置かずにはいられない、ただそれだけであって主義も主張もありゃしない、道化に徹して馬鹿どもを煽るだけ煽り、そしてかわいい、こんな豚ちゃんハスラーがセクシーズでないはずがない。

あと、忘れてはいけない、エマ・ストーンの糸を引くよだれがパーフェクト・セクシーズ。

そんなこんなでセクシーズのつるべ打ちなバトル映画だったので、結果として最初の思惑は成就できて大満足なセクシーズだったズ。