『函館の夏、僕たち3人はいつも一緒だった』
ただただ毎晩酒を飲み遊び回るだけの映画なのに不思議と退屈しない、惹き付けられる。
優しいクズたち。
一番タチが悪いの「僕」だなぁ。最後、佐知子を追いかけて息を切らして言う「今言ったのは全部ウソ！本当は君を愛してる！」という言葉の方が嘘っぽい。
俳優たちが適役過ぎて(特に男性2人)、これイケメンには出来ないなぁ、って。
染谷将太、『ヒミズ』の中3男子の時とビジュアル変わらなさ過ぎじゃないかい！←童顔なのね(՞ټ՞☝ そしてなんとなーくいつも笑ってる、これを優しいと見るかキモいと見るか・・。
地方都市に住む若者たちの諦めや野心の無さがリアルに描かれていてちょっと切ない。
阿部幸大氏の「日本の若者」論(問題にすべきは貧富の差ではなく地域の格差との提言)は正論だなぁ、と思わされる一本。
