このレビューはネタバレを含みます
起承転結がないから、つまらないっていう人もいるかもしれない。
でも、飽きずにこの函館の景色を、空気を、肌で感じることができた。
いわば、北海道にある、とある地方。(函館かな?)
柄本佑のあの、気怠い感じが良い。
二段ベッドの下で、石橋静河と、甘いキスをするシーンは、きゅんとした。
二人は本屋さんでアルバイトをして、
お酒を飲み、クラブで音楽を楽しみ、いわば、なんの目標もなく、ただ、儚く生きる、今の若者達の象徴のようだった。
そういえば、私、佐藤泰志氏の作品、結構鑑賞してるんだよなぁ
『海岸市叙景』
『そこのみにて光り輝く』
『オーバーフェンス』
オダギリジョーのセリフが忘れられないの
『働いて、働いて、ただ、死ぬだけなんだよ』
佐藤泰志作品を鑑賞して、感じること
共通することは、おそらく、人が生きていく上での不器用さ、繊細さを表していると思う。
恋愛関係に冷めていて、セックスはするけれど、軽い関係でいいって思っていた柄本佑は、
ありのままのサチコを、やっぱり奥深く愛してた(といえば、大げさかもしれない)というオチなんだろうな。
信号機を全速力で走り、彼女を追いかける
『俺、やっぱりお前が好きだ。』
うへーーー。柄本佑に言われてぇ(ヨダレ)
サチコ演じる石橋静河も、
狭い地方都市で、男を、取っ替え引っ替えする悪女なんだろうけど、
彼女なりの、そういう、恋愛の仕方なんだろな。
くそ。切ない。
そして、染谷将太くん、腹出とる。
柄本佑のギャランドューが、セクスィー
今夜はサッポロ★ビールを飲もう。