ぱるみ

きみの鳥はうたえるのぱるみのネタバレレビュー・内容・結末

きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

起承転結がないから、つまらないっていう人もいるかもしれない。

でも、飽きずにこの函館の景色を、空気を、肌で感じることができた。

いわば、北海道にある、とある地方。(函館かな?)

柄本佑のあの、気怠い感じが良い。
二段ベッドの下で、石橋静河と、甘いキスをするシーンは、きゅんとした。

二人は本屋さんでアルバイトをして、
お酒を飲み、クラブで音楽を楽しみ、いわば、なんの目標もなく、ただ、儚く生きる、今の若者達の象徴のようだった。

そういえば、私、佐藤泰志氏の作品、結構鑑賞してるんだよなぁ

『海岸市叙景』
『そこのみにて光り輝く』
『オーバーフェンス』
オダギリジョーのセリフが忘れられないの

『働いて、働いて、ただ、死ぬだけなんだよ』

佐藤泰志作品を鑑賞して、感じること

共通することは、おそらく、人が生きていく上での不器用さ、繊細さを表していると思う。

恋愛関係に冷めていて、セックスはするけれど、軽い関係でいいって思っていた柄本佑は、

ありのままのサチコを、やっぱり奥深く愛してた(といえば、大げさかもしれない)というオチなんだろうな。
信号機を全速力で走り、彼女を追いかける

『俺、やっぱりお前が好きだ。』
うへーーー。柄本佑に言われてぇ(ヨダレ)


サチコ演じる石橋静河も、
狭い地方都市で、男を、取っ替え引っ替えする悪女なんだろうけど、

彼女なりの、そういう、恋愛の仕方なんだろな。

くそ。切ない。

そして、染谷将太くん、腹出とる。
柄本佑のギャランドューが、セクスィー

今夜はサッポロ★ビールを飲もう。
ぱるみ

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