「彼らを許す道を見つけなくては。」
泥だらけの手で石を置きます。男性はとても満足そうです。それを機に家がきれいに蘇りました。
ベッドで寝ていた女性は立ち上がり、男性を探して歩き回ります。
男性を見つけると女性は安心したように抱きつきました。
夫はかつて火事で全てを失いましたが、クリスタルのような石を見つけ、奥さんを見つけてまた創造しようと思ったそうです。
その内、1人の老人がやってきました。民宿だと思って立ち寄ったそうです。
妻は赤の他人を泊めるなんてと反対しましたが、夫は快く歓迎します。そして、整形外科医という男性と打ち解けるのでした。
淡々と話は進み、女性のストレスが何か、男性の無神経さが何か分からないままストーリーが進みます。
中途で聖書のようなストーリーかと思い、検索してしまいました。
聖書の創世記を一軒家に見立てた話のようです。
ブラックスワンのダーレン・アロノフスキー監督のまたもや薄氷を踏むような神経質なストレスを感じさせられる映画でした。
今回は私が宗教を持っていないことから、なかなかそのストレスの真意が分からず、それがストレスだったのですが…
女性を地球に見立ててのストーリーなので、地球はこんな風に感じているのかと宗教の中の話ですが、思ってしまいました。
聖書の創世記を理解していると、もっと衝撃を持った受け止め方ができたのでしょうね。
でも、聖書をあまり知らない私にも充分、衝撃的なストレスな映画でした。
「みんな私の家から…出て行くがいい。」
満たすものは無いから、創造する。