カイル

ハウス・ジャック・ビルトのカイルのレビュー・感想・評価

ハウス・ジャック・ビルト(2018年製作の映画)
3.9
最後にジャックが築き上げた家とは!?
予想を遥かに超えてきたー!
ラース・フォン・トリアー監督、あなたは正気ですか?!
世間からどんな評価を受けようがどんなふうに思われようがこんな作品を撮ってしまう監督の姿勢に感服。
ユマ・サーマン演じる嫌~な女、強迫神経症のくだり、ボウイのフェイムが初めて流れるシーン、前半はトリアー監督独特のユーモアも効いていてうんこれわかるわかるって余裕こいてました。が、しかし!!笑っていられたのもここまで。
まだ私はあなたのことをわかっていなかった・・・
友達にオススメしたら嫌がれせだと思われるシャレにならない問題作!
一番の問題は道徳の欠如、倫理の崩壊です。
ジャックはただのシリアルキラーではないのだ。
「マジックを持ってこい」
あそこはもうやばい展開が完全に予想できました。
そしてあのお財布は何ですか?!まったく(-_-;)
過去作のシーンが挟み込まれるファンには嬉しいサービスあり。
エンドロールで流れた曲は痛快でした!
Hit the road Jack and don’t you come back
No more,no more,no more
出て行けよ、ジャック、戻ってくるなよ!二度とな

ところで主役のマット・ディロンは、昔ジャッキー目当てで雑誌のロードショーとかスクリーンをよく買っていた頃、アイドル的人気を誇っていてページのトップを飾っていましたが、あの頃より今の方がずっと魅力的!
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