あざらし

ゆれる人魚のあざらしのレビュー・感想・評価

ゆれる人魚(2015年製作の映画)
3.9
「私たちを岸にあげて
怖がる必要はないわ。」

暗い海辺でギターを鳴らしながら踊る男女がいました。それを海から眺める二人の女性がいます。

二人の女性はギターに合わせて歌い出します。それはとても美しい歌声でした。それに魅せられて男性は手を差し伸べます。すると…

一方、ナイトクラブではたくさんの人が遊んでいました。その部屋をゆっくり歩く男性は支配人です。彼は臭いが気になるようでしきりにそれを聞いて周ります。

楽屋では若い2人の女性がいました。彼女たち2人を裸にしてみると、お尻の穴も陰部もありません。

そこで彼女らに水をかけると、なんと人魚に変化したのです。

ホラーですが、ミュージカルです。とても不思議でエロでグロですが、むちゃくちゃ魅力的な映画でした。

魅力的なのは2人の人魚です。肉食で人間の心臓を好物としているのに、中身は思春期の繊細な時期の少女そのものです。

恐ろしくて美しくて惹きつけられる人魚は、人間の少女のようにデリケート扱い注意なのでした。

「決してあなたを食べたりなんかしない。」
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