たつかわ

あしたは最高のはじまりのたつかわのレビュー・感想・評価

あしたは最高のはじまり(2016年製作の映画)
3.4

基本はコメディ
日本未公開のメキシコ映画をリメイクした作品。
フランス映画である本作は南仏にいた主人公がいろいろあって、
イギリスロンドンに「ライフイズビューティフル」のような優しい嘘を
娘に話しながら住むことになる。見どころは娘と仲良くしているところ。
特に家を出る前の儀式は仲の良さが伝わってくるよいシーンだ。

シングルファーザーの大変さ、一緒に娘を育てた相手がゲイであることや
女性の育児放棄という要素があり、
現在の難しい問題を扱うと思ったのですが、
扱いません。基本コメディで最後はホロッとさせられます

フランスからイギリスにやってきたが、
それから9年かかっても主人公だけ英語が話せない設定で
発音に関するギャグが数回出てくるが面白くない。
たぶん、フランス人やイギリス人には面白く聞こえているのかもしれないが...
個人的にはドイツ映画「おじいちゃんの里帰り」のような
言語と言語のキャッチボールのような会話が見たかった。

前述で元々はメキシコ映画と書きましたが、そちらは
メキシコとアメリカの話で、たぶんいろいろな問題(例えば移民問題等)を扱っているのかと思います。リメイク作品は基本的には元の方が面白いので
そちらの方が興味があります。
またフランス以外で中国など世界4ヶ国でリメイクが決定しているそう。
たつかわ

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