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エジソンズ・ゲームのbs3のレビュー・感想・評価

エジソンズ・ゲーム(2019年製作の映画)
3.4
エジソンの直流送電 対 ウェスティングハウスとテスラの交流送電の「電流戦争」を描く。空気ブレーキ、蓄音器、白熱電球、動画撮影機、電気椅子などといった彼らの発明品も多数登場。様々なエピソードも盛り込んで、なかなかの出来。でも、邦題は良くない。ニコラ・テスラのエピソードが少ないのも残念。
19世紀、米国。蒸気やガスに続く新しいエネルギーである電気。電力系統の方式の決定には、競合したエジソンの直流送電とウェスティングハウスとテスラの交流送電の間に起こった「電流戦争」があった。
元電気学会会員としての視点から観ると、作品中でも交流電動機の可否が「電流戦争」の行方を左右するものとして描かれているが、その姿や成果が映像化されていない。また、ニコラ・テスラの扱いが少ないことは、個人的にも残念であった。映画化もされているが、よりビジュアル的に魅力的である。
ファーストシーンからの継続であるラストシーンは、本作品を観た後であると、感慨深いものがある。エンドロールの後半にも、音のプレゼントがあり、最後まで楽しんで欲しい。
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