原作未読。
タイヤ脱落事故と、財閥系大手自動車メーカーのリコール隠しのお話。
重厚な社会派フィクションとされているが、限りなくノンフィクションであろう。
何しろ、一国の総理が平気で嘘をつき、官僚が文書偽造や隠蔽してもまかり通る昨今の日本である。
巨大企業が中小企業に罪を擦りつけて、リコール隠しする事などには何ら罪悪感も無かろう。
今作のように、巨悪と戦い真相を白日の下に晒すべく奔走する、長瀬智也やディーン・フジオカみたいな人は、現実には存在しないのかもしれないけど、
人が死んでも何ら呵責もなく高級料亭で楽しく酒を飲むような巨悪は現実に確かに存在しているよなぁと思いながら観てたら、
ある意味ファンタジー映画のような気分になった。
いやまあ、実際ファンタジーだよな。。。
