ぬーたん

孤狼の血のぬーたんのレビュー・感想・評価

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.3
日本アカデミー賞観たら、亮平さんが賞を獲ったし観るかな~と思ったら、ヤバ💦そういえば1を観てニャイ!だって当時観始めたらいきなり苦手なシーンが出て来て、痛い・汚い・吐きそうと思って辞めたんよ。その竹野内豊の使い方!ってのも違和感あって何だか残念だった。まあ好きな俳優は善人役であって欲しいという気持ちもあったし。しかーし、ハリウッドのマフィアものは好きだし、結構ハードなものでも大丈夫な耐性は持っておる!で改めて豚ちゃんシーンからスターティン!GO!
白石監督は旭川出身。出演してる音尾君も同じく旭川で、ナックスの末っ子が大活躍で嬉しい。それにしても音尾君は悪役街道まっしぐらだな。あ、先に主演からだった。役所広司、もうどんだけ出てるの~っていうくらいたくさん出演してるけど、私はやっぱり『失楽園』が印象的。あれは好きでないけどイメージ固定された。でも先日『すばらしき世界』を観てすばらしい演技で、ヤクザもんもピッタリだなあと感心したから今作も期待!これ、知らなかったけどヤクザでなくマル暴刑事役なんね。でもほぼヤクザ。ていうかチョイ出の獅童演じる記者も警察上層部もみんなヤクザみたいな喋り方、怒鳴るしすぐ手が出る暴力だらけ血だらけ!これはもう秩序も何もねえ。が、めっちゃ面白かった!
桃李君は次作では主演だから死なないと分かってるけど、後はどうなるやらとハラハラして観たよ。桃李君は上手くなったねえ。
まあ凄いメンバーが出て来るけど、役所演じる大上、ガミさんの存在感は半端なくて、そのキャラも最初は何だこれは!から徐々に好きになっていくパターンで、本当にズルい役だね。大上日記は土佐日記やアンネの日記位価値ある日記だ。一般公開、展示せよ。ガミさんは、エロいしワイロ受け取ってるしいい加減に見えるが、その実、良く考えてる、常に堂々として熱い男。一方の桃李演じる日岡はいかにもエリートで普通の刑事、観ている一般人の代表って感じ。その対照的なバディが良い。正義ってなんよ?
滝藤賢一はこういう憎たらしい役が上手い、ピエール瀧は‥まんま。江口洋介はお人好しのあんちゃんから極道かーい。刃物で切るのは夕飯の大根でないのかい?イメージ的にちょっと似合わない。石橋蓮司は『日本沈没』もそうだけど飄々とした腹黒オヤジが上手いね。もう80歳なのにパワーある演技には恐れ入る。その息子役かと思った獅童(似てない?)はこれもヤクザにしか見えん記者。獅童の出番少な!と思ったけど2に出るらしい。鶴瓶の息子太郎は気の毒な役。真木よう子の着物の着方はイヤラシイ。阿部純子の黒目が大きい。MEGUMIの胸!ガミさんガミン出来ん。パール音尾。次回も出そう。
ラストシーンも決まって、久々の最高に良かった邦画だった。豚でやめなきゃ良かったわ。何事も我慢と忍耐が必要ってことね。
さて、2に行くよん。
※おやつはホワイトデーで貰ったクッキー&チョコ。札幌の有名店で買ってきてくれた。美味しい。オレンジティーと。
※夕飯はバターチキンカレー。たっぷり作ったけど、これ食べ過ぎちゃう!シーフードサラダ(帆立・海老・いか)は自家製オニオンドレッシングで。
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