塩辛亭ショッパイ

孤狼の血の塩辛亭ショッパイのネタバレレビュー・内容・結末

孤狼の血(2018年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

よくできちゅう筋書きやのぉ〜(エセ広島弁)
いつまでも見ていられるので、尺を2倍にして4時間くらいやって欲しかった。それこそ仁義なき戦いみたいにシリーズ化してくれないかなぁ。

個人的に大好きな〝青二才がダーティーな世界に足を踏み入れ、染まっていく系〟のなかでも、松坂桃李、覚醒! までの描き方がいいので、はなまるをつけたい。ギリギリまで引っ張ってくれたおかげでカタルシス度も高し。師匠と全く同じやり方ではいかないっていうツイスト加減もいい。

そして、何と言っても今作最大の魅力は、全員どハマり役!! ってとこだと思う。ほとばしる男汗。名演炸裂。古き良き昭和の、仁義あったりなかったりの戦い。ほんと、いつまでも見ていたい。
ただ、色付きグラサン・クソコワモテ・中村獅童が、「安芸新聞のものですがぁ」とか言って現れたときだけはさすがに、んなわけあるかぃー! と突っ込まざるをえなかったけど。それとも、広島の新聞記者を忠実に再現してコレ…?

役所広司が凄みありすぎなのは言わずもがなとして、江口洋介こんなカッコよかったっけ?? 江口と日本刀の相性の良さ、明太とマヨ並み。
逆に石橋蓮司はあまりにもはまり役すぎて、顛末が読めてしまうのが…(笑)
何で毎回ロクな殺され方しないんじゃあ。無残な死体になる率、驚異の70パー越え。(自分調べ)
塩辛亭ショッパイ

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