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ブリムストーンのbowcatのレビュー・感想・評価

ブリムストーン(2016年製作の映画)
4.5
かなり重い怪作
女性は観ない方が良い💦
怖いな西部開拓時代
ルールなんてないも同然?
村人の希望である牧師が…

ダコタ・ファニングは
口が利けない(表情演技)
それは生まれつき?
精神的後天的なもの?
夫と2人の子どもと4人
助産師として幸せに暮らしていた
教会に新しい牧師がやって来る
その牧師を見て、ダコタは逃げ帰る

最初から重苦しい雰囲気
それが気持ちいい
電気のない当時に身を置いてみる
やっぱり夜は闇🕯

牧師の歪んだ人間性が
ダコタを追いかけ追い詰める
家族を守るため立ち向かうダコタ

時系列を戻し、彼女の悲惨な過去を描く
その牧師の横暴がまかり通る時代背景
人間の愚かな姿がそこにある
ただの胸くそじゃない
人間のひとつの側面だ
心しろ、皆が持ち得るもの
羊の皮を被った狼はたくさんいる

それにしても牧師の執念(狂い方)は
とことんです
聖書を自分の良いように引用し
自分の中では善行なんだろう

家族のために立ち向かう凛とした姿
娼館に売られたころの妖艶な眼差し
共に魅力的なダコタ・ファニング

ラスト、娘は母を思い
それは、永遠に受け継がれる
偉大なるもの…

男が何をしたとしても
小さいとさえ思える
男が入り込む余地などない
偉大なるもの…
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