あざらし

ラプラスの魔女のあざらしのレビュー・感想・評価

ラプラスの魔女(2018年製作の映画)
3.0
「まどか、ママにしっかり捕まっていなさい。」

自転車で走る母娘。
前からは大きなハリケーンがやって来ました。小屋を見つけて入りますが…

一方、大学教授をしている学者が助手と共に雪道をやって来ました。
そこでは男が倒れていました。亡くなっていたのは、有名なプロデューサーである67才の水城ヨシロウと判明します。

彼は硫化水素中毒により亡くなっていました。さて、彼は自殺でしょうか殺人でしょうか。

学者にとっては、彼をそのように殺すことが出来るのは、魔女の仕業にしかないように思えました。

ラプラスの魔女とは18世紀の数学者だそうです。

嵐の櫻井翔くん主演ですが、櫻井くんの役柄が地味な学者なので、こんなにカッコ良い学者がいるのかと思ってしまいます。彼は年齢の割に本当に若く見えますね。

彼の真面目そうなのに、ちょっと間の抜けているような人の良いキャラクターが生かされている役に思えました。

広瀬すずちゃんは、最近の日本映画に良く出ています。彼女は凄い美貌の持ち主なのに、どんな役にもぴったりハマるという稀な女優さんなのでしょう。
今回も謎の女の子ですが、内に何かを秘めているという役柄をよく演じています。

ストーリーですが、非科学的な要素を科学的に考える学者の視点で描かれていたので、東野圭吾らしく面白かったです。

でも、映画にしてしまうと、不思議な力が非現実的に感じて、ストーリーに入っていけませんでした。

ラストのシーンも長く、舞台のように語られていたので、少し飽きてしまいました。

「自殺でも他殺でも事故死でもない。一体、彼はどうして死んだんでしょうか?」

…かけ蕎麦はおネギがあった方が美味しいです。
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