お餅の前では皆仲間です。
ずんペロ。
ずんだヴァージン。
歌はボーカロイドなのウケる。
ずんだ餅vs納豆の戦いかと思いきや、あんこの第三勢力登場でアツくなる。
ムチムチ、いや、もちもちの太もも最高かよ。
肌のもちもちで散弾銃のように発射された豆を防ぐ。
ずんだ餅に変えてしまう最強のずんだアロー。
女の子が可愛くて目の保養。
自分の命が散り、仲間の涙で緑が蘇る演出アツい。
相撲ロボットが向かってくるのを止めるアンドロイドの肩から火花散ってるのとかアツい。
敵だったちゃんこちゃんを庇う東北ずん子。
北海道メロンちゃんのマスクモードはセンス光ってた。なるほど。
ずんだ餅は本当に美味しい。
ずんだ餅を地面に投げ捨てて踏みつけるのは許さんと思った。せっかくずん子ちゃんが最後のずんだで作ったていうのによ。
体にかかったのが実は味噌というミスリード。

豆は世界を救うはなし

これは萌えアニメ？
否、（局地的な）国家事業である
文化庁による若手アニメーター育成プロジェクト「あにめたまご2017」で公開された、ずんだ餅という名の合法ドラッグをキメた者たちによる狂気の逸品
同プロジェクトが「アニメミライ」と呼ばれていた頃に作られた、映画ファンからも評価の高い「リトルウィッチアカデミア」の従姉妹みたいなもんです、はい
キャラクター自体も東日本大震災をきっかけに生まれた東北6県支援プロジェクトのものなので、至って真面目なんです、はい

肝心の内容はというと…いやどう説明したらいいんだよコレ！
たった24分の短編（Filmarksには100分で登録されてますが間違ってます）なのに、「せっかく文化庁の事業で作れるんだし、思いついたネタを全部ブチ込んでやろうぜ！」というクリエーターの意気込みが炸裂しまくっており、食べたばっかりのずんだを吐き出しそうなくらい濃いです
ミュージカルあり、日常シーンあり、バトルあり、感動なし！！
恐れ多くも「レディプレイヤー1」と比較しますと、『数多のキャラクターをオリジナルの世界観で競演させた』のが「レディプレイヤー1」であり、『数多のジャンルをオリジナルのキャラクターに演じさせた』のがこの「ずんだホライずん」になります
とにかく意欲的で、若手制作者ならではの勢いを感じまくれる本作
昨今珍しい、全く狙っていない狂った展開を楽しみたい方はどうぞ
観終わった後はめっちゃずんだを食べたくなります

ある日大豆の値段が高騰し、ずんだ餅を作れなくなってしまい……しかもずんだ餅を憎む納豆軍団が現れ……っていうお話

24分の短編なんですが、常時狂っていて凄い。知らんアニメの3話か4話と12話を一気に見せられたような感じ。キャラ説明も名前以外無いし(それでも特徴的すぎて分かりやすいっちゃあ分かりやすいが)あらすじから十分狂っているがストーリーも狂っている。突然のボイスロイドのミュージカルに、突然の戦闘など、見ていて「面白い！」となるような要素が盛りだくさんですが、それら一つ一つが(尺の問題なのか)すぐに出てくるので主に面白さよりも狂気を感じてしまう。
けど、何故か作画がとてもぬるぬる動く。国がお金をかけているだけあって、とてもぬるぬる動く。アニメの技術力が凄すぎる。

ずんだ食べたことないけど美味しいのかな……