あんへる

ノーゲーム・ノーライフ ゼロのあんへるのレビュー・感想・評価

4.6

『機械に生まれて、命を貰った、その全て、この251秒にかける!!』


願ったのは、共に生きること――


タイトル通り、これは「ノーゲーム・ノーライフ」へ繋がる、エピソード“0”
決して語られることの無い、切なくも壮大な前日譚。

“十の盟約”ができる前の話だから、この世界では人間なんて簡単に死んでしまう。
やはり人類種という種族だけは圧倒的弱者。こんなもんパワーバランスもクソもないよねw
そんな滅びゆく世界の中で、人類種の“リク”と機凱種〈エクスマキナ〉の“シュヴィ”が出逢い、大戦終結までの物語が展開する。

前日譚と言えども、さすがにTV版から観てない人は置いてけぼりを喰らいそうな内容ではある。
でもノゲノラを観てハマった人なら観て損はないと思う。
アニメ本編とは毛色というか、そもそも世界観からして少し違うけど、アナザーストーリーとして、より物語全体に深みが増すはず。

TV版と比べて、死とか絶望感などの暗くて重い要素が強いストーリーではあるんだけど、それはそれでまた別の面白さがある。

そして、シュヴィ(シロ)役の茅野愛衣さん。
彼女に泣かされたと言っても過言じゃない。ホントにシュヴィが良かった。。

脇を固める日笠陽子、能登麻美子、沢城みゆき、田村ゆかり…こうして改めて見ると、地味に豪華なんだよなぁ。


総評として、めちゃくちゃ面白かったです。
とにかくシナリオと演出が秀逸。
あー2期早くやんねぇかなぁ。
あんへる

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