てれ

ルストムの裁判のてれのレビュー・感想・評価

ルストムの裁判(2016年製作の映画)
3.4
ネトフリ滑り込み観賞で。

そういえば裁判もの映画ってマレーネ・ディートリッヒの「情婦」ぐらいしか観たことなかったなぁと思って。やっぱり真実を追及していく人間と追及される人間のコトバの戦闘は面白い。

舞台である50年代のイギリス色強いボンベイの街並みがなかなかファンタジックで好きだった。日本の大正レトロ的な感じ。

全編通してシリアスなアクシャイ・クマールが見られるし、海軍の軍服似合っててカッコいい。軍の人間って無駄な動きや話がないから鼻につくところがいっさいなくて物理的に見やすい(?) 自分の味方も弁護士すらもいない法廷で、正々堂々と受け答えするあたりは愚直だけど、同時に強かだな。
あと彼の役がパールシーってところが気になる。あの新聞記者のおっさんもだが、インド社会におけるパールシーの地位ってわりと良い方だと聞いたけど実際どうなんすかね。

ルストムはもちろんロボ警視もカッコよすぎてハマりました。シンシア役のイリアナ・デクルーズは清楚系美人で好き。
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