イライライジャ

幸福のガンパティのイライライジャのレビュー・感想・評価

幸福のガンパティ(2013年製作の映画)
3.5
爆弾が埋め込まれたガンパティ(ガネーシャ)人形を子供に盗まれてしまい必死に取り返そうとする男、ガンパティを手放したくない男の子、面接に行く男、不倫をする女性、政治家、様々な人の手にこのガンパティ人形が渡りに渡りまくる。そして人々は疑いもなくガンパティを拝み、連れて帰る。
人形といえ、神は人に幸福をもたらしてくれる。爆弾が入ってる人形の話とは思えないほどホッコリして海に向かうシーンではじんわりと涙を流しながら良かったねぇ!良かったねぇ!となったのに残酷なラスト。呆然…。監督はミヒャエルハネケやトッドソロンズやラースフォントリアーか何かなの?
テロも神も遠いようで身近すぎたゆえ…。時に人を狂わしてしまうんだよ…。
この映画に『幸福の』とタイトルつけるなんてイジワルにもほどがある。