たつかわ

きっと、いい日が待っているのたつかわのレビュー・感想・評価

4.0
内部告発

デンマークの実際にあった児童施設の話で、エンドロールが流れる前に多くの子供たちが鬱など後遺症でその後も苦しめられたと書かれている。なぜ、このような事態になったのかが解らないし、そもそもどのくらい脚色されているかわからないので、はっきり言えないが、一番問題なのは新任の教師だと思います。

約50年前、盗みを働くなどで児童施設に入れられた兄弟。校長が弟に夢を聞くと「宇宙飛行士」と答えると、平手打ちを受ける。このような形で理不尽な暴力が続く作品です。その時に新任の教師も入る。この教師がまともな大人だから、ここはおかしいと思い、今であれば内部告発をすればいいのではないかとむず痒い気持ちで観ていました。ただ、この教師が告発したならば、あのレコードからの素晴らしいサプライズが無かったわけで...、難しい。

最後に、弟がたくましくなっているのが、
とても印象的でした。

おすすめです。
たつかわ

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