このレビューはネタバレを含みます
今まで観てきたギレルモ・デル・トロ監督作品は、『ブレイドⅡ』『ヘルボーイ』シリーズ、『パシフィック・リム』などです。
これらは「ものすごく大好き‼️」とは言えませんが、比較的好きな作品です。
ハリウッド大作映画だけどどこか変わった世界観で、どこか変なキャラクターが登場する、
作家性の強い監督だと思います。
ティム・バートン監督とはまた違うタイプの変わった世界観ですね。
ただこれらはすべてアクション映画なので、今作みたいな非アクション映画でどんな感じになるのか気になり鑑賞しました。
そもそもアカデミー最優秀作品賞を取った時点で、観たくなりますしね。
ぶっちゃけ、アカデミー賞の最優秀作品賞に関しては少し前に観た『スリー・ビルボード』の方が個人的には好きですが、今作もそんなに悪くありませんでした。
「それは駄目だろ」とか登場人物の行動にツッコミを入れつつも、自分は十分に楽しめました。
日本アカデミー賞で『シン・ゴジラ』が作品賞取った時のように、怪獣映画がこういう賞を取ることは良いことだと思います。
ギレルモ・デル・トロ監督の古き良き映画🎞や音楽🎶への愛も感じましたし、
今までの作品同様にエグい描写もあるし、
“愛すべき変わり者“も出てきます。
つまりアカデミー賞を狙って撮るような「賞取り作品」とは思いません。
むしろ監督が作りたい映画を作って、
それが意外と世間に評価されたって気がしました。
話の太枠は、
よくある「社会的異物を守れ！」的なストーリーと思って、それ以上の予備知識を入れずに観たんですけど、
終盤は「あ、こういう話なんだ‼️」ってちょっとビックリしました。
これ以上書くのはやめておきます。
あと、オクタヴィア・スペンサーって俳優が自分の中ではかなり株価急上昇中です。⤴️
『ドリーム』も、
今作『シェイプ・オブ・ウォーター』も、
彼女自身もいい味を出して、
作品自体も良かったですしね。
近いうちにこれまた評判の高い『gifted ギフテッド』も観たいと思います。
