このレビューはネタバレを含みます
タイトルが響いた。あとはカラフルな表紙。気になったキャストは高良健吾と蓮佛美沙子。主人公の女の子は初見だった
福島の震災後の、今もなお影響を受けて暮らしている人たちの話。
原発が被害を受けたことで本来の家から追い出され、仮設住宅に暮らす人や、震災で妻と仕事を失い生きる希望を見出せない主人公の父など
理解しようとするけど、当事者しかわからない想いがたくさんある。やるせなさ、心の拠り所、帰る場所。震災で生活が一変した主人公が週末に高速バスで東京に行き、デリヘルのバイトをする。どうしても沈んでしまう内容だったけど、廣木監督の『RIVER』で主人公を演じた蓮佛美沙子みたいに、少しずつ立ち直れたらそれでいいと思う。
思っていたよりも観ていて苦しかった。