彼女の人生は間違いじゃないのネタバレレビュー・内容・結末

「彼女の人生は間違いじゃない」に投稿されたネタバレ・内容・結末

震災の事は敢えてさておき。こうしたドキュメンタリー風の作品は演技も演出も難しいだろうなと思う。素でもなく演技するでもなく、その狭間を一筆書きで一気に描くように。そんな勢いと正確さが求められるように思う。

その点では瀧内公美、三石研、高良健吾の演技は見どころ十分。監督の意図以上に見事に描ききったように見えた。

ただ瀧内演じるみゆきの内面の変遷については、今ひとつ描ききれてない感じがした。

震災によって、家族や恋人との仲、仕事などにいろいろな事がありつつ、高良健吾のミウラの子どもが一筋の光というオチに行き着くにはまだ、作り込みが足りないという気がしてならない。ひとつだけはっきりしてるのは、それぞれのプロットの連携に必然性が弱いという点かな。特に仔犬を店先で偶然に見つけるシーンがあるがまさにその典型だろう。
震災もの独特の雰囲気が出ていた。おもしろい映画ではなかったが綺麗事でない部分がきっちり描かれていた。主演女優もきっちり乳首出して頑張っていた。橋口監督の恋人たちとキャストが被っていた。
惜しいけど傑作。
感傷的な箇所はもっと抑えても十分伝わるのになって思った。
テーマからすると難しいだろうけど、デリヘルをしてるのが自傷ぽく描かれるのは余計だと思う。
世間様がどうしてもセックスワーカーを見下したりする原因の強化になるから。
そうは言っても、悲惨さよりも、働く人としてマシな描き方だったのは良かった。

そのほかの描写は、現実味溢れる一般の人たちだった。当然幸せに暮らしてる人もいるだろうけど。
問題を丁寧にあつかった真摯な撮り方、それが素晴らしい。
目を背けないで、今福島がどうなってるか、知っておくために絶対見た方がいい映画でした。
共感できない、とか言ってる人もいるけど、当たり前でしょ。
共感できる、なんて言ったら嘘だよ。
福島の友達から聞いたことある話は、どこか都市伝説のような本当の話。
それが映像になるから現実として迫ってくる。いらないエピソードなんてひとつもない。だってそれが今の福島なんだから。
監督が福島出身と知り、この作品の熱量の意味がわかりました。

夜ノ森の桜、車、防護服から始まる。
福島の有名な桜。
仮設住宅で暮らしてる親子の愚痴が辛い…。お父さんへの娘の態度がむちゃくちゃ塩対応なんだけど、まじで何回言うねんて話とか、働かないことにイラつくのわかるからリアル…だけど複雑な事情だから父ちゃんも辛くて泣く、しくしく。
奥さんは津波で亡くなってて、農業や漁業はうまくいってない、というか廃業に近い描写がリアル。補償金をもらってパチンコに入り浸る人がいると聞いたことあるけど現実なんだなあ。本当に楽しいわけないと思うけどね、働けないことは辛い。
でも誰も住民を責められない。
というか責めるなら夢のエネルギーと嘘を並べて、無理やり原子力発電を進めてきた国と東電だろう。
福島に住んでる人は原発賛成してたって指摘もあるけど、結局騙す方が悪いんだから。

空撮でわかるのは、どこからどこまで津波で流されたかくっきり分かれてる。
流されなくても住めなくて荒廃した街並みもあとで写されて、その対比がまた悲しい。
綺麗に並べられているけど、まだまだ続く除染土のフレコンバッグが不穏。

セックスワーカーで出稼ぎ?する主人公。
女子高生のコスプレプレイ。
日本人は好きだねえ…本物の未成年には手出すなよ?プレイを楽しんで…。
仕事の最中、客にきちんと歯ブラシさせるとかその辺はちゃんと描いてほしいな。
いきなりクソ客描写かあ…。
でも電話したらちゃんとスタッフが駆けつけてくれるんだね。
事情は関係ない。「仕事だから!」「俺の仕事は怖い目に合わないようにあんたたちを守ること」
「あんただけが特別なわけじゃない。うぬぼれんな」
どんな仕事もご安全にね!セックスワークは仕事ですからね!

人間のいろんなところ、良いところも悪いところも見られるからこの仕事好き、という高良健吾が自然で良い。
でも子供生まれるから辞める。
「デリヘルなんて長く続ける仕事じゃない」なんて、働いてる当事者に言っちゃだめだよ。
主人公は家族にはほんとのこと言えてない。言えるような世の中になるといい。
デリヘルなんて…という言葉の積み重ねで、彼女たちは悪い烙印を押されてしまう。
「田舎のデリヘルはババアばっかだけど、やっぱり渋谷は違う」このセリフもほんと無神経だからやめてくれ…。
若くていいと褒められて、嬉しいとでも?
自分も貴方も老いるし。
乗らない主人公えらい。というか、「田舎」出身なら複雑だわ。
元カレにはカミングアウトして「俺は平気だよ」って台詞泣ける。
ちょっと感傷的だけど。

突然なぜ壺…と思ったけど、これも聞いたはなし。みんな不安で悪徳商法やカルトが隙を狙って派手に動いてると。
リサーチしたんだろうな。
てかほんと最悪なやつらだよ弱みに付け込む輩!

独特の間があるのだけど、台詞のひとつずつの意味、例えば自分の母親がみつからなかったら…などと考えられる時間の流れ方。これがハイスピードだと、日常を感じられないのでこの映画のテーマならではの間でよかった。

「今更気づいた。好きな人とデートしてることが大事なんだって」
震災後、みんな思ったよね…。被災してなくても。
ふだんの幸せがどれだけ大事か。
人といることを考え直した。
ふつうの台詞がこんなに響くのは、東日本大震災と福島第1原発事故、どちらの被害も受けた福島が舞台だからというのも大きい。忘れちゃいけないんだよ。

震災のこと、5年も経ったから、と東京の人間がずけずけ聞くなよ〜怒
がんばれってスローガンのエグみ…
がんばってるよね…

役者陣がみんないいね。
いそうだもん。
特に特徴がないというか。
キャラ立ちそこまでしてないというか。
そうじゃなきゃ、被災地じゃない人には届かない。
ダークツーリズムじゃないから、必要以上にドラマチックにしちゃだめなんだよね。
特に主人公の瀧内公美さん。
表情が全部ちがくみえるから、どこかにいる誰かなんだなって思えてくる。
有名女優だと、カメレオンじゃない限りこの感情操作は難しい。

海に奥さんの冬服を投げるシーン、すごく綺麗で、でもすぐそばに原発があって。
辛かった。

汚染水の仕事に対して誹謗中傷があり、「命を削ってでも働かなきゃいけない」なんて言わせてさ。国がぶっ壊した人の生き方、ほんとに様々だけど、人間ひとりずつ。ちゃんと見られた気がする。
人がいるんだ。そんな当たり前のことも、映像で見ると、あらためてこれは現実なんだ。まだ始まってない場所がある。
風化させないって単純で聞き飽きたコピーだけど、映像や写真で残すことの重要性、この映画はそれを改めて強く思いだせるものだった。
彼女の人生も、彼の人生も、絶対に間違いじゃないって思えた。
瀧内公美ちゃんが本当にいいんだなぁ。。
いい表情。。

役ではなくて、瀧内さんの人生に何があったかを、覗こうとしてしまう。

監督が言う、その人が見える瞬間がおもしろいって、こういうことなのかな。あー。

暗すぎて、見てるの辛かったけど、高良さんの舞台を見終わった瀧内さんの表情が良くて、その後のシーンでも何か伝わるものがあって、ペットを飼う気になって、
新しい命の誕生があり、少しホッとした。よかった。

廣木監督の作品は、画がきれいだなぁ。。
 福島県いわき市で暮らす何人かの話。

 震災がトラウマになって傷ついてた人たちの話で、彼氏と別れて週末だけデリヘル嬢になったり、農業をやめてパチンコ漬けになってしまった人がいたり。映像が綺麗で空撮とかも印象的でした。主演の女性もヌードシーンも多くて熱の入ってるお芝居を見せてくれたと思いました。

 ただ話自体は暗くて福島県民は不幸的な描かれ方はどうなんだろう? と思ってしまったりして、福島県民でもお気楽に楽しく生きている人もいっぱいいるんではないかとか考えてしまったり、主人公が元カレとよりを戻すかどうかでセックスをして決めるとかの発言行動とかも急すぎてどういう気持ちでそういうことをしているのかとかわからない部分があって入り込めなかったです。廣木監督作品らしく、ただ歩いたり移動したりするシーンが多くてテンポをもっとあげてくれないかな? と個人的には思ってしまう映画でした。

 福島を描いているので真面目に見てしまいますが、エロいシーンも主題ではないので無理やり入れているだけに見えてしまって、群像劇のスタイルなので1人1人に入り込んだりすることができない映画でした。
高良健吾のデリヘルの店長役のハマりっぷりが見どころ

デリヘルでバイトする女性の悩みや生き方の話かと思って見始めたら福島とか原発とか放射能とかいろいろきな臭いワードが出てきて怪しいぞってなるストーリー

自分はね人様の人生のことをどうのこうの言えるほどの人生を送ってきていませんから"彼女の人生は間違いじゃない"なんて上から目線の言葉恐れ多くて口にできませんよ。
なんか結局"それでも生きていく"みたいなのが伝えたかったのかね。。
見終わった後に特に何も心に残らない系の映画でした。

まぁ俺は思うわけですよ"間違いじゃないのは別に教えてくれなくていいから人生の正解を教えてくれ"とね(上手いこと言った感
さよなら歌舞伎町がとても良かったので見て観たけど、思った以上のエロ要素の多さにびっくりした…。
震災に色んなものを奪われた彼女のどうしようもない気持ちがグッと来る時もあったけど、それにしてももう少しエロ要素よりもストーリーの内容欲しかったような。
もう少し私は彼女に同情したかったけど、う〜ん、色んな人がいるから、こういう描き方で良いのかなぁとも思うし。難しい〜
みゆきが子犬を持って帰ってくる。みゆきの携帯にミウラから生まれた娘たちの写真が送られてくる。父は子犬を嬉しそうに抱き抱えている。みゆきが米を研ぐ。
みゆきの父がトラクターで畑を耕す。
震災当時の街の映像が流れる。

何か出来ることを、
自分にしかできん手段で想いをカタチに残す。
それがこの映画なんかな〜って
凄いな〜カタチに残す手段がある人、凄い。

震災から数年経ってからの映画、
この数年が特に監督の想いの重みを感じる

震災を経験してない私なんかが
理解する事なんかもちろんできやんけど
現地に行く、現状を知る、作品に触れる、
そういったことだけでも
私に出来ることなんかなって思う
何より明日はきっと我が身なことを忘れたらあかんなって
震災で母を亡くした娘と、その父親、そして二人を取り巻く様々なひとの物語。娘は役所で働きながらも、週末には上京しデリヘル嬢として働いている。主演の瀧内公美さんの芝居が素晴らしい!例えば表情。バスに乗って上京する際の少し絶望を抱えた表情、デリヘルの客に見せる妖艶な表情、自分がわからないと悔しさと悲しさで涙する表情、時折見せる少女のような笑顔、犬を見つめる優しい眼差し。言葉こそ少ない映画だけれど、彼女の表情が物語の進行とともに変わっていって、つい「今は何を考えているのだろう」と想像させられる。それぞれの傷を抱えた周囲の人々、父親や役所の職員、デリヘルの送迎係、同じく上京しデリヘル嬢として働く女…様々な人の人生があり、そのどれも間違いじゃない。明確に前を向かせる感じではないけれど、少し背中を押してくれるようなそんな映画。
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