翼

アナと雪の女王2の翼のレビュー・感想・評価

アナと雪の女王2(2019年製作の映画)
3.5
ディズニーの「2」モノは大抵が低クオリティの地雷。原作レ○プを公式で行うようなもので一作目の熱心なファンたちを悉く地獄行きにしてきたものだった。(実体験)
少なくともライオンキングとアラジンとノートルダムの鐘は痛い目を見たので、今回もやや警戒しながら観ていたことを正直に告白しておく。が、本作は遜色なく高クオリティだった。安堵。

「1」がアナ主観の姉妹愛の物語であった分、かつてのディズニー作品との違いが取り糺されたことは記憶に新しい。本作は「1」で描ききれなかった親子愛、アレンデール王国の成り立ち、アナとクリストフの結婚の行方、そもそも魔法とは、をエルサの主観で描く。
ただ、全編通じて感じる「蛇足」感。1本では短く2本では余る、帯に短し襷に長し感。シーシャンティっぽい民族歌が最高なほど際立つ、クリストフの笑っていいのかよくわからんロックっぽいソロが最たる蛇足。
翼