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ランペイジ 巨獣大乱闘のmueponのレビュー・感想・評価

ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)
3.5
巨大化が、止まらない!

『ランペイジ 巨獣大乱闘』(原題:Rampage)は近年公開されたモンスターパニック映画の中でも最も痛快で、怪獣プロレスとしての醍醐味もきちんと楽しませてくれる良作映画。

80年代の海外アーケードゲームが原作です。

主演はドヴェイン・ジョンソン(通称ロック様)。おそらくロック様のような屈強な主人公でなければ成り立たなかったであろう全編に渡るアクションシーンが見所の一つ。

パートナーとして活躍する白いゴリラ(ジョージ)との友情やほっこりエピソードが物語に深みを与えています。

宇宙空間の地球軌道衛星上で極秘裏に開発されていた遺伝子実験(ランペイジ計画)が失敗して脱出ポットが爆発し、飛翔体となって地球の3方向に落下。

たまたま遺伝子実験のサンプルが落ちた地域にいたゴリラのジョージとオオカミとワニがサンプルを浴びることによって巨大化し、凶暴化。

3匹は北米大陸を横断し、破壊の限りを尽くしながら最終的に大都会シカゴで大乱闘を繰り広げる・・・。

こう見ると確かにB級映画のノリではありますが、B級でも明らかにクオリティが高いB級であることは間違いありません。

物語はあまり深く考えなくていいし、とにかくテンポがいい。

一番良かったのはカット割り!画面映えが良く、モンスタープロレスで“魅せなければいけないシーン”のことをよく分かっています。破壊的なシーンはやはり格好良くなければいけません。

物語の進行上出し惜しみしてしまう作品も多い中、ここまで痛快なのも逆に珍しいです。

あえて言うなら、モンスターがモンスター以上にはならなかったところ。怪獣並みに巨大化するわけでもなく、のちの時代に誰もが認知されるようなキャラクターや造形をしている訳でもないので、この部分に関してはやや弱かったと言えるでしょう。

ご都合主義満載ながらも、悪役でどこか憎めないキャラクター。嫌みでありながらもやがて協力に転じるラッセル捜査官(ジェフリー・ディーン・モーガン)の怪演っぷり。

最後に残る言葉はただ一つ。
「言ったろ、クズは協力し合えって! 」

他のユーザーの感想・評価

Akiyoshi

Akiyoshiの感想・評価

4.0
最近はワイスピで魚雷を手で動かしたり、ジュマンジではジャングルの中で色気ムンムンのロック様こと「ドウェイン・ジョンソン」が人類代表として怪獣大乱闘スマッシュブラザーズに参戦。

とある影響でスゴくデカくなった3匹の動物が怪獣へと変貌し、街をぶっ壊し、人を食い殺し、ドウェイン・ジョンソンに向かって中指を立てるド直球の怪獣映画。シンプルなストーリーに大迫力の暴走怪獣が爽快感を与える良作。

始まりはまさにホラー映画テイストで、正直怖かったりする。びっくりしちゃいましたね。密猟者絶対殺すマンとして特殊部隊に所属していたロック様は人間よりも動物がお好き。心を通わせ、手話による意思疎通が取れる白ゴリラのジョージとの絡みが笑えて面白い。怪獣大乱闘が始まってからも、怪獣の強さ(恐ろしさ)を見せつけるシーン→ヤバい状況だと感じさせる→どうすんだこれ!誰か助けて!というプロットが確立しており、王道を征くストーリー。

なんといっても見どころは怪獣たちの暴れっぷりであり、出てくる怪獣は見た目もカッコいい。実物いたらインスタに載せたいくらいだ。撮ってる間に食われるけど……。動きも速く、立ち回りに優れ、とても動物的に動くのだが、どっか機械的なものも感じる不思議さがある。動物が怪獣へと進化した、そう感じさせる動きだった。

怪獣がめちゃくちゃ強いので人類は歯が立たない。しかし、ロック様の絶大なる安心感が絶望的状況をぶっ飛ばす。人類代表として、どのように怪獣を倒すのか。まさに映画館「映え」の怪獣ディザスタームービー。
maro

maroの感想・評価

3.7
映画館で正解。素直に楽しめる。ドゥウエン・ジョンソン、スゴいの一言で。
B級のなかでもA級。続編できたら見に行きそうです(映画館で)。
街が気持ちいいほどに破壊されます。
白ゴリラとロック様のコンビが良いです。
takeru

takeruの感想・評価

3.9
ドウェインジョンソンの出てくるシーンについてはどこを見ても既視感に溢れていました。
登場シーンでの腕とか、ヘリの中での『まずい』とか、いやそれなんかでも見たよ。
そういうのを含めて楽しませてもらいました。

あと、日本の宣伝はバカバカしさ増しで伝えているけど、結構真面目に馬鹿馬鹿しいことしてます。
エムズ

エムズの感想・評価

3.7
思ったよりしっかり作られていた。楽しめた
けど ロック様スゴすぎるな! 撃たれてもあれか
otakon

otakonの感想・評価

3.5
ゴリラがゴリラと手を組んで闘う映画でした。ロック様、間違いなく確変入ってる。何やらせても面白い。「Easy...」の手話、ついつい真似しちゃうよね〜

このレビューはネタバレを含みます

ゴリラのジョージと手話で会話するドウェイン・ジョンソン、そういうコミュニケーションの方法有りなのねと思いつつ日本の手話とは違うんだよねとそっちも気になったりして。遺伝子操作の恐ろしさを示唆。でも単純に大きくなった動物が暴れまわるのを楽しんで見てしまった部分もあり。ドウェイン・ジョンソンがマジ無敵。悪は滅びる。ジョージ怖いけど可愛い。最後は涙返せって思ったけど(笑)
ぺへへ

ぺへへの感想・評価

3.3
う〜ん映画館で観たけどそこまで迫力は感じなかったかな〜
家のテレビで観たキングコング 髑髏島の巨神の方が戦闘シーンも迫力あったし、似たようなストーリーとは言えキャラとか設定、台詞もこっちの方が好きだったかな
徳さん

徳さんの感想・評価

3.5
爆音ド迫力の巨大生物もの。ジョージがいいキャラしてる。ストーリーは王道のハッピーエンド。安心のドウェイン・ジョンソン。
hyuGa

hyuGaの感想・評価

3.0
違う路線で期待していて、しっかり期待通りの作品に。
ロック様の安定感の凄さと、ゴリラの腕と見分けがつかないムキムキぼでーが最高!そしてそれに合わせてバチバチ暴れる動物達は超爽快で、勝ち負けがどうでも良くなってしまう。
ただロングショットが多く、せっかくの巨体の迫力が少ないシーンがあり勿体なさがあった。
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