さよこ

トレイン・ミッションのさよこのレビュー・感想・評価

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
4.8
【もう一度観たい映画、ナンバーワン】

もうね、観終わったときの感想が一言「面白かった…!」しか出てこない。観る前に予想してた「列車の中でアクションしながら探し物をする話」(雑な印象だな…)とは全然違う。

序盤は主人公と一緒に探しものをして、
中盤はアクションにハラハラして、
終盤はほっこり家族愛を見せられて、
あっという間の1時間半弱でした(о´∀`о)✨

好きなシーンはオープニングの30分。主人公の規則正しい生活を表すための演出がスゴイ(これは観てからのお楽しみなのでナイショにしておきますね)好き。

次に主人公の心情を表すためのカメラワークがスゴイ(これも観てからのお楽し…略)。カメラワーク一つで主人公の顔色が変わったように見えたり、急に老いたように感じる。今まで映画をけっこう観てきたけど、カメラワークが演技を超えたなって感じたのは今回が初めてのこと。良いもの観れた!

…と、ここまでが開始30分の感想。こんなにハートキャッチされた作品久しぶりかも。こういう、細部にまでこだわって映画を丁寧に作ってる作品て、スタッフさんたちのチームワークが目に浮かんで嬉しくなる。

中盤は、緊張の連続ながらも要所で多少の笑いどころが入ってる。このバランスがちょうど良い。あの若手駅員さんが良い味出してる!彼がいないと成立しないってくらい。

惜しかったところは銃VS巨大スパナ(誰と誰が戦ってるかはナイショにしておきますね)のシーン。惜しいというより、あたしの読解不足。あの人はなんの役割であそこにいたのか分かんなかった。最初の司令をあたしがちゃんと聞いてなかった(これじゃ主役になれないな…)から「バッグの中身は盗品」の人を見つけるんじゃなかったっけ…?てことは、この人はあの人なのにいつの間にか見つける人変わってない?て感じ。もう一回観た方がいいかな…誰か教えてww

それにしても「ダチョウ倶楽部」の持ちネタをあんな場面で使うとは…!笑っちゃったよー、あのシーン大好き。

最期はほっこり家族愛を感じて泣きそうになりました。観てよかった(о´∀`о)✨

【余談1】
伊坂幸太郎の「マリアビートル」を読み返したくなりました。列車に乗ってる殺し屋たちの話です。

【余談2】
毎日の通勤列車で顔見知りになったり、仲良くなるのって主人公の人柄だろうなぁて思ったり。素敵な生活だなぁ。

司令を出す女性、良い味だしてる。話し方が軽快なテンポでけっこう好き。
さよこ

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