ぬーたん

トレイン・ミッションのぬーたんのレビュー・感想・評価

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)
3.7
リーアム兄さん、いやリーアム父さん、いやリーアム爺さん!と言ってもよい年になったリーアム、実年齢は66歳。
今作では60歳のサラリーマン役。一人息子は大学生だけど、60歳なら孫が居てもおかしくないお年。
こんな爺さんだったら孫も誇らしかろうね。
ジャウム・コレット=セラ監督とのタッグは今作で4作目という安定の作品。
『アンノウン』は大好きな作品。分かっていても何度も観たくなる。
『フライト・ゲーム』は今作に最も近い。飛行機か電車かの違いで、内容もかなりソックリ。
『ラン・オールナイト』も息子を守る父。
常に家族を大切にするお父さんで、とにかく強い父の役。
今作では、前半はおとなしめで、年だしアクション少な目かな?と思っていたら、後半はなかなかのハードなアクションが観れて、リーアム爺さんはやっぱり凄いよ!って思った。
同世代を勇気付け、憧れる、タフな男だ。
構成が上手い。
謎の女が登場して幕開け。
乗客は個性的で皆いかにも怪しげ。
暴走列車を命がけで止めるところは、スティーヴン・セガールかデンゼル・ワシントンかリーアム爺さんか?誰がかっこいいかね?
リーアムに一票!
一体誰がプリンか?黒幕は誰か?という謎解きの面白さ。
次はどうなるのかというサスペンス。
格闘や電車内の派手なアクション。
とにかく娯楽映画としての要素がてんこ盛りで楽しい。
謎の女役はヴェラ・ファーミガ。
クラシカルな金髪の髪型と衣装、クールでかっこいい。
リーアム演じるマイケルの親友にパトリック・ウィルソン。
『パッセンジャーズ』から10年、かなり額が広くなり、ジュード・ロウのようになってきた。
頑張れ、頭髪!
好青年も中年になり、色んな役が回って来る。
警部役はサム・ニール。
さすがに老けたが渋いね。奥さんは日本人。
マイケルの妻役はエリザベス・マクガヴァン。
『ダウントン・アビー』で久々に観た時は50代なのにあまりの老け方に驚いたが、何だか飾らずに自然で良いのかなあとも思えて来たよ。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のデボラにまた会いたくなったけど。
マイケルの息子役、何処かで観たような?と思ったら、『ゲーム・オブ・スローンズ』のトメン役、ディーン=チャールズ・チャップマン。
可愛らしさがちょっと薄れて来たのは大人になった証拠?21歳。
でも可愛いままでいて欲しかったような。
この名前、顔に似合わないな。
海外ドラマで活躍している俳優が映画に出ているのは嬉しい。
色々と考えると無理やりっぽい設定が多くシラケちゃうが、娯楽作品として、やっぱり面白いし、105分という短さが緊張感を持続させる。
ラストの方は展開が大袈裟過ぎた感じも。
ラストシーンはお洒落で良かったけど、疑問も。
まだまだ頑張って欲しい、リーアム爺さん!
杖で闘う日まで!
ぬーたん

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