吉田ジャスティスカツヲ

坂道のアポロンの吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

坂道のアポロン(2017年製作の映画)
4.6
知念くんと中川くんの【キスシーンはまだですか?】
ずっと期待して待っていたのですが、結局最後までありませんでした。


私は原作コミックや他メディアは未見です。
どのようなお話かも全くわからないまま鑑賞です。

ミスキャスティングにも思えた中川くんの【昭和の不良キャラ】は悪くありませんでした。
最初、あんなカラーリングの髪があの時代にあるものか?と思いましたが、それにはワケがあったのですね🤭

楽譜を読むことが苦手だから、トレーナーの指の動きを見様見真似でピアノ術を習得した(マジ⁉️)知念くんとの【セッションシーンは本当に素晴らしい😮】です。
そこに嘘っぽさは一切ありません。
この部分だけでチケット代の元は取れましょう‼︎

またそれによって、テーマである【音楽を奏でることが楽しい楽しい】は十分伝わってくるのですが…


そんなBLがテーマなのでしょうかね?
彼らに挟まれた【小松菜奈さんの使い方はもったいない気がしました】

『2人のセッションに私は邪魔じゃないかしら?』
劇中で律っちゃんはそんなことを仄めかします。

うん、私もそう思います。


減点要素は【気候の部分】

彼らが高校二年生である一年間の、4シーズンを全部描いてありましたが【それら全部夏に撮影したように見えます】
実際はどうなんでしょう?

また(こればかりは難しいのでしょうが)劇中で2回ある雨のシーン☔️は、2回ともどうしても偽物に見えてしまいました。
しかも2回とも物語上、とても重要なシーンです。

66'当時の街並みも、衣装も、走っている車まで再現してくださり、私も没入感すばらしいのに、上記のオシイ部分で現実に引き戻されてしまいます。