映画助監督の青年と白黒映画の世界からやってきたお姫様、住む世界の違う二人の恋物語。
強気でお転婆な姫が現実の世界でトラブルを巻き起こしつつ、色のある世界に魅了されながら互いに引かれあう前半は綾瀬はるかが可愛く、また、コメディ色強めな前半から北村一輝や中尾明慶などキャラの濃い登場人物を楽しめた。
予告でもあるように、人の温もりに触れると消えてしまうという障害が判明する後半。
好きなひとに触れずに生きていけるのかと苦悩する二人という予想通りの展開にも関わらず、目頭が熱くなってしまったのは
それまでのストーリーのなかで観客に感情移入させるのが上手かったのだと実感。
映画館や映画の撮影現場を舞台とする作品なだけあって、作品からにじみ出る映画愛も必見。
