なっすん

マイティ・ソー バトルロイヤルのなっすんのレビュー・感想・評価

3.4
「アベンジャーズ:インフィニティウォー」の布石として鑑賞。
正直、マイティソー,マイティソー:ダークワールドが雰囲気、話のテンポ、キャラ性が総じて好みの作品でなく、MCUのなかでも一段と華のない内容だったために今作品の期待値も低かった。
が、予告編やポスターでにおわしていたとおりガラッとかえたサイケデリックな雰囲気や、ソーと周りの登場人物のかけあいにも変化が出て全く新しい映画として楽しめた。

MCUシリーズでもムジョルニアの活躍に完全無敵としてたソーも、今回は武器を失ったことで力が半減、かなり悪戦苦闘してる印象のため見ていてドキドキする展開が多い。
アクションだけでなくコメディ色の強くなったやり取りや、シリーズで一番喋るハルクにも笑えた。いままで理性のぶっ飛んで会話すらままならないハルクだったがために、まるでアニメのハルクでもみているような感じ。

他の方のレビューでも散々言われているように、邦題のバトルロイヤルがださく、原題のラグナロクのほうが遥かにかっこいい。これだけが唯一失敗だとおもう。
邦題を変更した理由のひとつとして、日本人に馴染みのない「ラグナロク」という言葉よりも、初見の観客を増やすために馴染みある言葉に変えたと言われていたが、
内容はこれまでのMCU作品を見たことないといまいち話の流れが理解できない。
こういう内容であれば初見を狙わずにラグナロクでよかったと思う。

とはいえ、エイジオブウルトロンで失踪したハルクや、新たに参加したDrストレンジなど、今後の作品をひとつに繋げる展開に胸は高鳴るばかりの作品でした。
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