Moeka

さらば青春の光のMoekaのレビュー・感想・評価

さらば青春の光(1979年製作の映画)
3.6
原題は四重人格。つまりいまだ何者でもない若者の物語。マイノリティでいたいのにマジョリティになっている、尖ろうとすればするほどガキになってしまう矛盾と皮肉。社会や自分自身への鬱憤は目的がない快楽主義へと変わり暴力へとエネルギーが傾いていく。でも今の日本人を思うとこうやって暴れる方が人間として健康なんじゃないかと思うw 体当たりでぶつかってる方が。現実を受け入れて、人生はそれから。最後の白い壁に散っていく青春のシーン、まぎれもない名シーンだ! 前に観た時よりああみんなフォームは違えど中身はまだ同じ子供なのねって思ったから、ちょっと大人になったかも笑
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