柏エシディシ

ヴェノムの柏エシディシのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
2.0
トッドマークファーレンによって創造されたバイオレントで無軌道なアンチヒーロー、ヴィラン、人気キャラクター、ヴェノム。、、、というのとはちょっと印象の異なるフライシャー版ヴェノム。
ひとこと、カワイイ。シンイチとミギーですね。
まぁコミックキャラクターなんてクリエイターや時代性によって変化していくものですし、これはこれで。

冒頭からテンポ良く、軽妙なストーリー展開はこの監督らしいとは思いつつ、時に人物描写や背景説明までも軽くなってしまう悪癖もこの監督らしいところではある。
マイルドなヴェノムは面白いとは思いつつも、やはりアレがなんでエディブロックを気に入って、同朋たちより異星の人類の側につこうと考えたのかが曖昧で、ドラマ的に乗り込めず。その辺!もっとちゃんと!

あと、本作で個人的に1番楽しかったのは、黒くてデカい筋肉オバケのCGアクションじゃなくて、レストランで常軌を逸した行動を繰り返すトム・ハーディのクレイジーアクトなんですよねーwトムハ=ブロンソン派としては。
しかし、そーなるとヴェノムじゃなくていいじゃん、とか思ってしまったりもする。
エンドロールのアレも、ヴェノムとアレの対決より、トムハとあの人の演技対決が見たいぜぃと思ってしまったので、それはそれで次作も観ちゃう。
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