さよこ

ヴェノムのさよこのレビュー・感想・評価

ヴェノム(2018年製作の映画)
3.3
MARVELシリーズに特に詳しくなく、スパイダーマンの世界との関連性も知らず、前知識ゼロで鑑賞してきました🧤

色々とツッコミどころ満載でしたが総じて楽しかったです。

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①ダメンズコンビ
トム・ハーディがダメンズと一言でいうには度が過ぎるので主人公への共感はゼロ。どちらかというとヴェノムの方が女心分かってるし、駆け引き上手。しかしヴェノムは一体どこで人間心理を覚えたんだろう…。

②都合良く適合したりしなかったり
あれだけ多くの人が適合しなかったのに、ストーリーが進むに連れて地球外生命体にキーパーソンがどんどん適合していく。うーん…何か共通点でもあるのかな。某人物を助けるためにあえて寄生される某人物もなかなかのクレイジーガールだなと思った。

③カーアクション
主人公が初めてヴェノムを認識して、部屋で敵と大乱闘をかますシーン。あの辺が一番の盛り上がりだった。カーチェイスもハラハラの大迫力。個人的には主人公が通れるだけの狭い幅を作るのにクルマとクルマをチョイと動かしたシーンが『いきなり繊細!』と思ってちょっと笑えた。

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今回の作品もこれまでのMARVELシリーズの御多分に洩れず『MARVELの世界観は知ってるだろ?』が前提の作り。MARVELファンじゃないと分からないシーンやセリフがとても多い。

特にエンドクレジットからの映像はぽかーんとなるばかり。スパイダーマンのアニメーションも、ハンニバル的な謎の男も全然理解できなかった。

こういう身内ネタばかりの演出が新規のMARVELファン獲得の足かせになってる気がするんだけど、そこんとこどうなんでしょう。もういらないのかな?ご新規さんは。

もはやMARVELシリーズはMARVELファンの解説なく観るのは困難なものになってきたなと感じました。
さよこ

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