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情婦(原題)のptitsaのネタバレレビュー・内容・結末

情婦(原題)(2019年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

裁判ものの名作として名高いクリスティ原作の映画です。どことなく,全ての人物がクリスティの小説に出てきそうな癖のある人々のように思いました。法廷での補聴器をめぐるやりとりなども,要約してしまえば簡単ですが,証人の家政婦も弁護士も個性を活かしながら返答していて飽きません。

ラストシーンは正直さほど驚きはしませんでしたが,ミステリがこれだけ普遍化している現代だからこそでしょうね。
最後にブランデーを飲んでいたことがわかっていた点を示唆するなど,ディテールが茶目っ気に溢れていて好きな雰囲気でした。
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