『ロブスター』『聖なる鹿殺し』のヨルゴス・ランティモス監督作品なので期待したが、思ったよりもマトモな映画だった印象で、個人的にはかなり肩すかし。
メインキャストの女3人のドロドロなドラマやどんよりした宮廷内の描き方はそれなりに面白くはあるんだけども、ジャンル映画的には作られていないので野郎目線での引っかかりに乏しい。
べつに、「女王の孤独」みたいなドラマをこっちは求めてないんだよねえ。まあ宮廷ものやダークなドラマ映画好きには面白い作品かとは思う。
女王が実は痛風で、その痛がっている描写のリアルさはインパクトあってよかった。