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アンダードッグ 二人の男のkissenger800のレビュー・感想・評価

アンダードッグ 二人の男(2016年製作の映画)
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キム・ダミの『The Witch/魔女』(2018)でちょっと栗山千明だったチョン・ダウンが今回金髪で、これはこれで良いよね。という見方をしていたのでタイトルのいう「ふたりの男」はまあどうでもよかったんですけど、いや、マ・ドンソクの有象無象レジュメにおいてはマシな方(ダメなやつまでもりもり見ているのでこの判断には自信ある)。

2016年作品ってことは韓国社会にとって特に下期が悪かった年(HYUNDAI13年ぶりスト、サムソン業績悪化、ロッテ創業家お家騒動本格化)なんですが、裏を返せば今ほどの格差社会っぷりはオモテに現れていなかったはずで、つまり今見ると「あ、そういうことあるな」設定も当時はもうちょっと尖って映ったはずで、なんかこう、時代がフィクションに悪い意味で追いついた感じ。

隣の国の住民から見てもまあまあ萎えるのは、他人事じゃないからっすねえ。
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