空海花

テリー・ギリアムのドン・キホーテの空海花のレビュー・感想・評価

2.9
今日観ないと観られない!と思って行ってきました。ちょっとした宿題感覚(笑)
映画館に向かう途中
撮影中のIKKOさんと小峠さんを観ました!


奇しくも昨年末、意表をついて大いに心を動かされたアダム・ドライバーとジョナサン・プライス。
苦節25年を経て完成公開されたテリー・ギリアム作品、観にいかない訳にはいかない。
賛否両論、ちょっと覚悟がいった。

正直こんなジョナサンは見たくなかったよ…
いやでも演技はさすがだった。
投げやりで口の悪いアダムが振り回されてぐちゃぐちゃドロドロ…あ、でも、これは適役な気も(笑)
マリッジストーリー、SW9からの流れがあるからこのアダムはかなり楽しめる。が、この流れは日本だからだよね。先だったらどうだっただろう。

いや、実際はかなり笑ってしまった。
おすすめシーンもある。
でも、苦笑もあるし、
うわぁと思ったところもある。
え、ってなったところもある。

後半急に展開して、前半のちゃちな感じを忘れてしまいそうになるんだけれど、
まぁ前半も嫌いじゃないんだけれど
これなの?
というのが付き纏う。
脚本はもう数え切れないほど書きかえられただろう。
ジョニー・デップ版があの時完成していたらまた違った話だったろうし
ジョナサン・プライスとタッグを組めたのは感慨深いし
今注目のアダム・ドライバーで完成できたのも良かったと思っている。
ユアン版は想像できないな。
でも古いのと何だかごちゃ混ぜかな。
結論としてはまぁそれなりには面白い。
でもきっと違いますよね?
判断に苦しみました。
どっと疲れて帰りました。
まぁアダムもジョナサンも見られたし
IKKOさんと小峠さんも見られたし
あぁ、IKKOさんの御髪は強風で大変そうと思ったけれど乱れずに何よりでした。
でも言えるのは完成はとにかく大事だということ。それは良かった。本当に。


嗚呼、アダムが、アダムが…


2020劇場鑑賞25本目
空海花

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