Marrison

ラストラブレターのMarrisonのレビュー・感想・評価

ラストラブレター(2016年製作の映画)
4.0
テアトル新宿にて。同じ監督の併映の短篇『世界で一番最後の魔法』の方がさらによかった。その短篇自体が立派に一つの魔法だった。柔らかなミネオショウさん、をリードしまくる化粧美人(中田ミエさん?)の顔演技が小津の『晩春』ばりに移り変わったりして上々だった。魔法かけるところもクギヅケ。

さて、こっちはこっちで充足映画! 今度は上手に剛(つよ)さを出したミネオショウさん&つっけんどんな影山祐子さん。子ナシの若夫婦ってこんなに姉弟みたく地味にビターにぶっきらぼうに会話するものなの~、と独身の私をちょっと引かせたほどの二人の自然っぽ演技(じつは自然じゃなく、微SF要素をシッカリ意識したにちがいない絶妙なライトミディアムタッチなのだろうが)&劇伴しみじみピアノが素敵!
ふりかえってみるとストーリー前半(攻守交代前)って本当に必要だったの?なんだけど、、それはともかく、後半の「食べるふり」のところの幸せあたりからの終盤のエモさには特段の好感。涙を誘うほどのヤマじゃぁなかったが、私たちの代わりに銚子の波が堅実に風景の一部をぐっしょりさせてくれつづけた。サーファーらを追い出して撮ったの?
キャメラ・編集的には、一言ずつの切り返しが時々「硬いな」と思わせたりはした。(目がちょっと疲れたから。)
いい映画でした。。。